ごあいさつ

工作機械の歴史

17世紀頃

19世紀頃

20世紀頃

 

BACK

NEXT

 

 

万能研削盤

Universal Grinding Machine

A121


 

A121

1870年代、実用的な人造砥石車の特許をノートンが取った時期と同じくして、画期的な研削盤が登場しました。それが、ブラウン・アンド・シャープ製の万能研削盤であり、本機は、その1号機の流れを汲むものです。 このマシンは、それまでの間に合わせの機械とは作動原理が全く逆であり、砥石車を加工物に沿って移動させる代わりに工作物のほうが砥石車の前を動くようになっています。このようにしたことで、案内は研削くずからよく保護され、また精度を保つ上で最良の構造でした。 このマシンの登場によって、今日一般的に行われている、工作物を焼き入れ後に最高の精度に仕上げることが可能になったのです。 本機は、現在の研削盤の機械分類で言えば、円筒研削盤に分類されるものです。テーブル旋回、テーブルガイドなど現在の研削盤にも受け継がれています。

 


■製造メーカー:Brown & Sharpe MFG Co.
■製造国:アメリカ/ロードアイランド州 Providence
■製造時期:1902年
■寸法(間口×奥行×高さ):1330×1070×1520mm
■重量:


 

製品に関するお問い合わせはこちら