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  自動ネジ切り盤
Automatic Thread Cutting Lathe
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1840年代にアメリカのフィッチが発明したタレット旋盤は、ひとつの工作物に対して、複数の工具で連続加工できることで、段取り替えの手間がかからず、生産性を向上させることができるという、旋盤の大きな進歩でした。このタレット旋盤から、カム機構を利用して複数の工程を自動化する自動ネジ切り盤が開発されました。 スペンサーは、標準型のタレット旋盤を改造して、<ブレイン・ホイール>と呼ばれた一連のカム機構を組み込んで、1870年代に全自動のネジ切り旋盤を開発しました。 19世紀後半において、自動化の主役はカムメカニズムでした。20世紀になって油気圧を制御に利用する方法、電気で制御する方法、そして現在ではコンピュータによる制御が中心になっていますが、一部の分野では、カムメカニズムの見直しが行われています。 このブラウン・アンド・シャープ社の自動ネジ切り盤は、数百台しか作られなかった珍しい型で、当社で購入当時、ブラウン・アンド・シャープ社からも自社の小さな博物館のために購入したいとの話が来ていたものです。
 

■製造メーカー:Brown & Sharpe MFG Co.
■製造国:アメリカ/ロードアイランド州 Providence
■製造時期:1915〜1925年頃
■寸法(間口×奥行×高さ):1530×620×1360mm
■重量


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