このブラウン・アンド・シャープ製の万能フライス盤は、現在の最も一般的なフライス盤であるひざ型フライス盤の原型であり、ニー(ひざ)とコラムを持った、最初のフライス盤です。第1号機は1860年代に製作され、1940年代頃までアメリカの工場でよく使われていました。 当時、互換性のある兵器を作るために、多数の穴を迅速に正確に空ける必要がありました。その問題を解決するために、ハウがブラウン・アンド・シャープに依頼して設計・製作してもらったものがこの万能フライス盤です。
これによりボール盤の切削速度と精度は画期的に向上しました。さらにこの機械にさまざまな形のフライスを取り付けることで、いろいろな大きさの歯車が切削できました。
本機は、ウィンチェスター社でライフルの部品製造に使われたとのことです。
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