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アメリカの工作機械の中心地は、発祥の地ニューイングランドから、1850〜60年代にかけて、西部開拓と大陸横断鉄道の開通(1869年)を通じて、重工業中心のフィラデルフィアに移り、さらに南北戦争(1861-65)後、アメリカ方式と呼ばれる互換性ある部品による大量生産方式は大きく発展し、このことが工作機械業界の急速な拡大につながりました。工業の中心地はさらに西に移り、このマシンの製造メーカーThe
Bickford Drill & Tool Co.の工場が建てられたオハイオ州のシンシナチ市は、フィラデルフィアを抜いて、工作機械製造の首都となりました。
このラジアルボール盤は、モールステーパ規格No.4サイズの主軸穴を持ち、直径1.5インチ(38mm)程度のドリル加工が可能で、一般建築、鉄橋建設、造船、蒸気ボイラーの製造現場などで使われました。
ドリルを簡単に脱着できるテーパー軸を標準化したことが、ボール盤の普及に役立ちました。 |
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■製造メーカー:The Bickford Drill &
Tool Co.
■製造国:アメリカ/オハイオ州 Cincinnati
■製造時期:1896年
■寸法(間口×奥行×高さ):2100×5600×2130mm
■重量:90kg
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