世界最初のタレット旋盤は、1840年代にアメリカのフィッチが、兵器工場で規格小部品をチャック旋盤で旋削するために開発しました。 タレット旋盤は、ひとつの工作物に対して、複数の工具で連続加工できるために、段取り替えの手間がかからず、生産性を向上させることができます。
タレット旋盤から、カム機構を利用して複数の工程を自動化する全自動ネジ切り盤や、複数の工具で同時加工できる多軸自動旋盤などが開発されました。 ただし現在では、刃物台が回転して工具を入れ替える方法自体は、汎用旋盤にも用いられていて、本機のような機械はタレット旋盤とは呼んでいません。
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