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  木工旋盤
Centre Lathe
A011


A011 main
17世紀頃に使われたと思われる、非常に古い木工旋盤です。 駆動方式は定かではありませんが、はずみ車が付いていないことから、一方向に連続回転させる方法は取り入れられていなかったと考えられます。 旋盤の歴史は、紀元前1200年頃までさかのぼることができますが、その頃の駆動方法は、旋盤の軸あるいは工作物自体に長いひもを巻きつけて、助手がその両端を交互に引いて回転させていたと考えられています。その後、弓錐(ゆみぎり)といってひもの両端を木の棒に結んだものを片手で前後に動かすことで助手を使わずに駆動する方法が生まれ、13世紀頃になって、足を駆動力として使い、竿の一端にひもを結び、ひものもう一端を踏み台の端に結びつけて駆動させる、ポール旋盤(さお旋盤)が生まれました。 このマシンは、弓錐あるいはポール旋盤の駆動方式をとって、家具やベッドなどの装飾加工に使われたものと思われます。
 

■製造メーカー:
■製造国:イタリア/Torino
■製造時期: 17世紀頃
■寸法(間口×奥行×高さ):1080×300×1270mm
■重量:30kg


A011 A011 A011
仕様
・両センタ間の最大距離 500 mm
・加工物の最大径 φ500 mm

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